赤い魔女製作記

La Dollという石塑粘土を使って関節の動く人形を作ってみようと思い立ちやってみたその記録です。

以下製作過程。

➀なんとなく美少女を描く                                  ②こんな感じかな…?ってアルミのワイヤーと粘土をおいてみる。                 ③球体関節はむずかしそうだから関節部分を羊毛フェルトでごまかそうと決意する。        ④画像3枚目のあたりでどんな服を着せるか悩みはじめる                  ⑤ibisPaintを使ってざっくり完成図を描いてみる                        ⑥ドールアイを自作。ハーティクレイで白目作成、目は手書き。レジンでコーティング。      ⑦髪の毛を毛糸にしたらすごいボリュームでたので、当初の予定のうさぎ耳をなしに。       ⑧服は『クラシカルスタイルのドールコーディネイトレシピ 貞谷紀子 グラフィック社』から、靴は『羊毛で作るはじめての可愛いドール ウエノミホコ 河出書房新社』を参考にさせていただきざっくりつくる。

⑨完成した人形の写真をibisPaintに取り込み、背景を重ねる

という感じで完成しました。

イラストどおりどころか顔がかなり怖い感じになってしまい…人形の命といわれる”目”の失敗と、顔が思ったより細長く顔のパーツの配置がおかしいのが原因なのかなとおもいます。次作への反省にいたします。

《気づき》                                            ・ハーティクレイのようなカラー粘土ではなく、石塑粘土で本体をつくると造形だけじゃなく➀彩色②裁縫という別のスキルと新たな道具が必要なためとても大変。世の中の創作人形作家のみなさまは才能豊かすぎるのでは。                                      ・ibisPaintの背景を今回はじめてちゃんと見たのですが、あ、これ使いたい!っていうのが”課金”アイテムなのはさすがのクオリティ。1年で3000円ならお得感…でも使わないときはほんと使わないから悩む。

黒い兄弟

世界名作劇場『ロミオの青い空』の原作本です。
(※本筋には触れないように気をつけていますが
少しでもネタバレが気になる方は以降読むのを避けてください。自衛大事)

黒い兄弟とは煙突掃除をすることで煤で真っ黒になる少年たちの姿を指しています。

過酷な環境で生きる少年たちの強く精いっぱい生きる姿描かれていて、少年たちそれぞれに輝く個性があってこの作品の魅力はここだなーと深く感動しました。

この作品を読んで一番心にのこったのが少年たちの将来の夢(職業選択)でした。

◆主人公ジョルジュの雇い主”親方”との会話のなかで
親方が煙突掃除夫になった理由が家業”だったためと語られます。
親方にとってほかの仕事の選択肢がなかったのです。

◆また後半、少年たちが自由になったら将来何の仕事をしたいか聞かれて
その答えの中に「煙突掃除夫」がありました。

これは人は自分の知っているものの中からしか選べない。
知っている職業の中からしか将来のことを思い描くことができないということを指していると思います。ほかに知らないから過酷なものであったとしても選んでしまう。

”知らない”ということの恐ろしさ、知識のなさが世界の狭さにつながり、
安易な選択につながってしまうというエピソードを描くことで
”教育”が大切なんだよということを筆者が語っているように感じました。

※アニメの中でもアルフレドが「知識を身につけることが力になる」という趣旨の発言をしていたので根底のテーマはそこにあるのかなと…

児童文学の面白さはこういうところにあると思います。
今も”職業選択”は大きなテーマで、”キャリア形成”の考え方を伝えようと
近年小中高の授業でも取り入れる動きがあります。

けれどなぜその教育が必要なのか。
その本質を語っているのがこの作品だと思います。

児童文学は「あたまりまえなとても大切なこと」に気づかせてくれる。
その面白さを今回も深く感じることができました。

アイキャッチ画像作成の苦難

このブログに使っている画像は全部自分で描いてます。

人物を描くときは以下のやり方で描いてますが、人物ひとりに5時間くらいかかってるのでフリー画像探したほうがよさげ…と思いました。

イラストを描くときは以下の手順です。
(※スマホアプリのアイビスペイントで指でぐりぐり描いてます
➀クレヨン改でぐりぐりとあたりをとる
➁あたりにそって線画を足す
③バケツでざっと配色
④エアブラシで影やハイライトをいれる
 消しゴムもエアブラシ。
(※Gペンを使うことも)
⑤いろいろ修正したら線画を消す

こんな感じです。
以下は前回のブログのアイキャッチ用イラストですが、
この流れにそってます。

◆アンブーリン

線画を消すのは不自然だからなのと
かのレオナルドダヴィンチの絵には線がない、人間には線がないから。
(スフマート法というらしいですが、詳しいことは美術の本で調べてください)

というのを知って絵を描くと必ず線画があるっていう自分の固定観念が吹き飛んでいき
より落書きを楽しめるようになりました。

◆黒い兄弟ーロミオの青い空

ロミオの青い空だから青空がいいよね!って空の写真を撮って水彩絵の具で描いたのですが、それなら元の撮った写真をアップすればいいのではと。水彩画は15分くらいしかかかってないと思うので傷は浅い…。

テーマにあうアイキャッチ画像を毎回フリー画像探すのも大変そうなのでやはりイラストスキルあげるしか??と今日も迷走してます。

アン・ブーリン イギリス王妃で処刑された悪女

アン・ブーリンという女性をご存じでしょうか。
イギリス王ヘンリー八世の2番目の妻にしてイギリスを黄金時代に導いたエリザベス一世の生母。
そして不貞を告発され夫であるヘンリー八世によってロンドン塔で処刑された悲劇の女性です。

この女性は「悪女」として有名です。
不倫をして美しい妻から偉大な夫を奪い,奪った夫と結婚したのちに、
また別の複数の男性と関係を持った(と言われている)からです。

当時イギリスはカトリックを国教としていたため、一度結婚したら原則離婚はできません。
しかもヘンリー八世の1人目の妻はスペイン王女のキャサリンです。
当時のスペインはカトリックかつ強国だったので、そんな妻をもつイギリス王は最後まで
キャサリンと添い遂げるはずでした。

でもそこは王様ですから遊び相手の愛人ならたくさんいたわけです。
その何人目かの愛人がイギリス貴族ブーリン家の娘の「アン」でした。

王の愛人としていつかは飽きられ他の貴族と結婚するか、あるいは一生独身のまま家族のお荷物となるかが彼女に残された選択肢の中で、彼女が目指したのは「正式な妻」になることでした。 
(※このあたりの詳細が気になる方は「ブーリン家の姉妹」という映画や小説があるのでぜひそちらでご確認ください…)

現代でも「略奪婚」は忌み嫌われるのに当時の常識では考えられないことでした。

けれど彼女はやり遂げました。
それだけ才能豊かな魅力的な女性だったのだと思います。

もちろん決して褒められる行為ではありません。
けれど貴族の娘であっても「女」というだけで男性の財産の一つとしかみなされない当時の常識の中で、ひとりの人間として自分の才覚のみで生き抜こうとしたアンがわたしはとても好きです。

「悪」という言葉は「能力のある」という意味で昔は使われていました。
それからすると「悪女」とは「能力のある女性」を意味する言葉になります。

「悪女アンブーリン」
やり方は間違っていたとしても、自分の力で精いっぱい生きようとした彼女の存在を励みにわたしも邁進してまいります!

「アンという名の少女」ー世界一有名な夢女ー

Netflixに「アンという名の少女」というドラマがあります。
ちょっと前に流行ってNHKでも放送されてましたけど、
ネトフリのオリジナル配信ドラマなのでNetflixでは3シーズンいつでも見ることができます。

この作品映像がほんとうにきれいでキャラクターたちがその世界観にぴったり。
ひさしぶりに没入感を得られて見ていて間幸せな時間でした。

「アンという名の少女」の中ではときおりアンが孤児院や養子先でつらい経験をしてしているのが描かれています。
そのつらい思いから逃れるために空想の世界を作り出していくアン。思い出の中にはいじめや児童虐待を思わせるシーンもあって、原作『赤毛のアン』の世界に現代の問題もおりまぜて描かれているので、新鮮な気持ちで見ることができます。

でもそれはほんの一部で「アンという名の少女」のドラマには魅力的な要素がほかにもたくさんあります!!その大きな要素の一つが描かれるキャラクターたちの奥深さです。

私がこのドラマにはまった最初のシーンをご紹介します。

◇マシュー&マリラというアンをひきとった老兄妹のシーン
1話目でマシューとマリラがアンを孤児院へ返すのか相談しているとき
マリラ「What good would she be to us」
マシュー「We might be a good to her」

というやり取りがあります。
マリラは老いた兄マシューのために農場の手伝いをしてくれる”男の子”を希望していました。
やってきたアンが女の子だったため、「あの子がわたしたちのなんの役に立つの」と言い放ちます。
それに対してマシューは「わたしたちがあの子にとって役に立てるかもしれない」と返すのです。

あくまでも働き手として引き取られてきた孤児のアンをマシューはひとりの人間として
すでに受け入れようとしているのです…!

ましゅううううううううううううう!!!!!!(愛

これ以降もこの2人の兄妹はそれぞれの過去の痛みをアンの成長を見守ることで
彼らなりに昇華して乗り越えていくシーンが幾度も描かれます。

もちろんほかにも外見も中身もイケメンなギルバートや
外見も中身も美しいダイアナ。その他個性的なクラスメートや村の人たちが大勢でてきて
このドラマ、はまらない理由がありません!!!!!

罪と罰 製作記④ 完成

というわけで完成した「楽園のアアル」です。

(※下記画像に粘土でつくった心臓がうつってます。
そんなにリアルなつくりではありませんが苦手な方はご注意ください。

人形本体はハーティクレイという粘土。
髪は刺繍糸、アクセサリ本体は粘土、装飾にビーズとネイル用の飾り?を使ってます。
土台は前述してますが紙粘土と軽量粘土です。

両手に「罪と罰」をイメージしたモチーフをもっています。
右手に羽、左手に心臓です。
エジプト神話死者の審判の神さまはアヌビスとマアトという名前で楽園にいけるかを天秤ではかるそうですが、
この人形アアルは罪を見つけて罰するのを趣味とする人です。

なおアアルは実際のエジプト神ではありません。
あくまでも元イメージからの派生という認識でお願いします…。

アアルくんの物語もかいてみたいなと思いました。

罪と罰 製作記③ 背景

撮影用にエジプトぽい背景を準備しようと思い立ちました。

→エジプトぽい背景をぐぐる
→ピラミッド…いやエジプトそのものを描きたいわけじゃない。
 砂漠とラクダ?…美しく厳しい自然だけど作品の意図と異なる。
 エジプトの壁画…描くの大変そう。

「鳥の羽をもつ中央が人間のモチーフ」
これだ!!!これを背景にしよう!!!
→「羽の描き方」でぐぐる
→描いてみる。難しい…これじゃない感。

よし、羽も粘土にしよう。と決意。

以下が製作過程です。

①なんとなく描いた羽
②作品の土台を作ろうとしてあまっていた「ふわっと軽い粘土」を準備。
③その粘土にハーティクレイのイエローとマゼンタをまぜ下書きに合わせて粘土を置いていく。
④スパチュラでふんわり形をととのえる。
⑤両方つくる。なお左羽は目分量で大きさを合わせたため、ちょっと大きくなる失敗。
⑥完成。

罪と罰 製作記➁と「楽園のアアル」

この人形、イメージの元になっているのはエジプト神話です。
「死者の審判」で心臓と何かを天秤にのせて罪の重さをはかられるっていうのを子供の時に見て、自分が死んだらその審判を超えられるのか不安になったなっていうのを思い出しました。

さて製作のために久しぶりに「 エジプト 天秤 」で検索したら
「アアル_Wikipedia」がでてきました。
Wiki曰く、アアルは死後に行く”楽園”のことでそこに行けるかを
死者の審判で判断されると。
その審判のときに「心臓」と「真実の羽」の重さを天秤ではかるそうです。
詳細はwikiでご確認ください…。

ということでこの人形の名前を「楽園のアアル」と命名することにしました!

以下は製作途中経過です。

➀眼の色を2回塗りなおす
➁台座作成
→余っていた紙粘土で四角い立方体つくろうしたら粘土足りなくて低すぎて困る
→③節約家(?)の私はさらに余っていた別の粘土「ふわっと軽いねんど」を上に積もうとしたら
④ふわっと粘土だけで高さが足りたので紙粘土いらないよね?ってなった。という現実。

罪と罰 製作記➀

黄色い肌の人形をつくりたい!という気持ちのままに
無計画に製作スタート。

つくっている経過が以下の画像です。

➀アルミワイヤーに基礎となるねんどをくっつける
➁顔をつくる。
そらまめみたいな形の顔の土台をつくる
→おでこ、鼻、口元のあたりにさらに粘土を盛って形にする。
③さらにイメージをかためるためにパーツを揃えてみる
→体にもそれっぽく粘土を盛る
→顔と体のバランスをみつつ、髪型のイメージをつけていく。
→この時点で少年ぽいけど本来少女の予定だったので悩む
④胸をつくって、髪を刺繍糸でつくって布用ボンドで接着。

この④まできて③のイメージと大きくずれていることに気づく。
→胸をけずるなど修正(イマココ

あとは装飾品と両手にのせるものを作ったら完成予定です!

鬼滅に見る鬼の正体

日本の伝統的な妖怪といえば「鬼」ですよね。

アニメも漫画もいま『鬼滅の刃』がすごいですけど、鬼って日本人にとってだれでも知っている”敵”なわけです。

じゃあそもそも鬼ってなんだろうというと有名なのは
・節分のときにでてくる鬼
・童話『桃太郎』で出てくる鬼
が基本なのかなと思います。

この”鬼の基本の姿”の元ネタとなっているのが十二支といわれていて、
表をみてみると「丑寅の方角(鬼門)」にある「牛の角と虎のパンツ」が鬼のイメージにつながったという説には頷けるものがあります。
また、桃太郎が鬼退治の供としたサル・トリ・イヌは丑寅の方角の反対側にいる動物たちです。
鬼を防ぐものとして桃太郎の作者があえて描いたと考えると、鬼の元ネタ十二支説はそれはそうなんだと思います。

さてここで鬼滅の刃にもどると、
鬼の正体は「ある薬品によって人間が変化したもの」として描かれています。
その変化させられた最初で最後の人間が”鬼舞辻無惨”なわけです。
この無惨だけが特別で、鬼の仲間を自分の血液を媒体に増やすことができるという…。

でもこの物語、無惨以上の鬼がいますよね。
それは無惨の人間だった肉体を変質させた「医者」です。
たとえ善意であっても本人の知らないところで肉体を変質させた医者。
肉体の変質に適応しようと虐殺を繰り返した無惨。
その医者こそがこの悲劇をスタートさせた”鬼”そのもの。

[誤った善意=鬼]
考えさせられました。